『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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どう考えても、体にも舌にも良くなさそうではあるが、ファーストフードは時々、とてつもなく魅力的だ。
言い掛かりも甚だしく、ゾロに奢らせる事にした。どうした事か、ゾロは大人しく奢ってくれる気になったらしい。珍しい事だ。
トレイを持って店内を見渡したゾロに、手を振って合図する。それに気付いたゾロはずかずかと歩いて俺の正面に座った。
テーブルに置かれたトレイの上で、揚げたてと覚しきポテトが、ざ、と音を立てた。
ゾロは意外と繊細な動きでソースの蓋を剥がした。太い指でナゲットを摘んで、ソースをたっぷり掬って口に入れる。小さい肉片は、たったの一口で咀嚼に回される。
嚥下する時の喉仏。
口の端に付いたソースを舐め取る厚い舌。
ストローを咥えて吸い上げる時、僅かにへこむ頬。
液体が無くなりかけてずずずずと音を立てた時の顰めた眉。
蓋を取って直接カップに口をつけ、上を向いた時の頤。
氷を口に入れてガリガリと噛み砕く顎。
そのどれもにいちいちセクシーを感じてしまって、ごまかす様に喋り倒す。
何を喋ってんのか分からなくなりだして、気になって様子を窺えばぼーっとこちらを見ている。
「お前、俺の話聞いてる?」
むくれてみせれば。
「お前見てる方が面白れぇ」
ときた。
何だそれ何だそれ何だそれ。
俺は一切喋れなくなって、丸めた紙ナプキンをゾロの秀でたデコにぶつけた。
20130118,0122
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