『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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<承前>
「あ、ん…」
その声は全てをうっちゃらせるに充分だった。
お互い下半身は外気に触れている。尻の間の溝は、棒状のソレを埋めるのにうってつけだ。絶妙のフィット感が堪らない。ずず、と腰を進めると、俺のソレは奥へと導かれる。
女なら穴のある辺り。先走りでぬめる先端を押し付ける。腿が程好く締め付けて、前後運動を誘う。
何だよこれ、素股じゃねぇか。俺の固くて熱くてついでにぬめりだした先端がコックの門渡りを押しながら通って玉の裏を突く。
「んんんっんんぁっはン」
コックの声に明らかな艶が混じる。俺の手の中が固さと太さと熱を増した。手の上下を滑らかにする、物質が先端から垂れ流れている。その事実だけで俺の前後運動が滑らかになる、それを助ける同じ物質が溢れソコを濡らす。
「は、ああ、ん、あ、あ、あ、」
短い声と息、互いの鼓膜を揺らし、煽るその音。一層激しくなる手と腰の動き。
熱い、飛沫。
「はっ、あっ、はぁっ、ハッ、はっ、は、は…」
濡れた右手を見る。左手で、コックの内腿を触れば同じ様に濡れる。
信じられないその事実に眩暈がする。
堪らねぇ。
触れた肌同士、発した熱は同量で、互いの肌を更に熱くする。肌でなく外気に触れる背中が、寒い。
コックの外気に触れる胸は、同じ様に寒さを感じているだろうか。背中にコックの腕が回されれば、身体中もっと熱くなれるだろうか。
堪らねぇ。堪らねぇよ。
とんでもない眩暈だ。
俺は瞬時に覚悟を決めた。
「てめえは一生自分でしなくて良い」
「んあ?」
「二日空けずでも、うんと溜めてからでも、俺がしてやる」
「はあ?」
こんなもん、手放せるか。
***
ゾロはサンジを組敷き、懸命に愛撫を与えた。
戸惑う様だったサンジの手も、次第にゾロを高める動きを見せる。
次第に高まっていくサンジに、簡単に高められたゾロは口づけて言う。
「それでいいだろ」
情熱的なキスに応えて、サンジは笑った。
「それでいいぜ」
初めて見る色の付いた笑顔に、ゾロは更なる眩暈を覚えた。もう、愛撫に没頭するしかない。
そして、更なる眩暈に溺れる。快楽の眩暈に。
百戦錬磨のサンジにとって、ゾロを我が身に溺れさせるなど、赤子の手を捻る様なものだった。
サンジがゾロの首筋に顔を埋めてほくそ笑んだのを、ゾロは知らない。己が全てサンジの望む通りに動いた事など。
サンジはゾロを食い締める痛みと快楽に、うっそりと、笑んだ。
<終わり>
20130302,0403,0417,1101,1106,1107
*最初っからオチが見えてたような話を随分お待たせしまして(主にゾロを)申し訳ない。
何とかゾロ誕前に完結しました。だってゾロ誕までがサン誕だって聞いた事あるから(期間の差に愛の差が見えてざまあみろとか思ういや愛してるぜゾロ!)。
『自慰行為をした事が無いサンジがゾロに教わる』話を書こうと思ったんです、初めは。
した事が無い理由を考えていたらそれが面白くなってしまって、こりゃ前後編だな、取り敢えずサンジがゾロにぎゃふんと言わせてるしサン誕って事にしよう、と前編をアップ。後編はエロ、と宣言した手前頑張ってみたものの、思う様に進まず、こりゃ前中後編だ、と中編をアップ。サンジがほくそ笑むオチだけは決まってたんですが、そこに至る経緯がどうにも書けず、お互い下半身丸出しで(しかもゾロなんて半勃ちだ!)半年以上の放置をかましてしまいました。男を相手にした事があるとか書いちゃったなー、と半ば後悔したり。(結局その設定は特に生かせなかったよ反省。)後編は何とかゾロ誕までに、と頑張ったらラストがどうにも間に合わない、もう四段構成で良いよ、と結局四話で完結となりました。そんなの四段構成とは呼ばない。
おつきあいいただきありがとうございました。有り得ない感じの過去を持つサンジ(私も大概失礼だな)と、大分キャラの崩壊したゾロ(うちのゾロにしては珍しく真っ当な男の子だった(少なくとも最初は)を少しでもお楽しみいただけたなら幸いです。
早朝の洗面所で何やってんのよ君達!
*百戦錬磨の手練手管で手に入れたゾロとどうぞお幸せにサンジ君。お誕生日おめでとうございました。
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