『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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帰路、買い物をして支払いの際、たった3円足りないばかりに、千円近い小銭で財布が膨れる事となった。
月末、夕食時のチャイム。
「こんばんは、青海新聞です、集金に伺いました」
おお、今日はおつり無しのぴったりで支払える。
「ええと、三千、」と言って、まず千円札を三枚渡す。
それから「九百、」と言って五百円玉を財布からつまみ上げて見せると、新聞屋さんは掌を上に向けて差し出した。
その上にまず五百円玉を一枚乗せ、「一、二ィ、三、四、」と数えながら百円玉を四枚掴み、一枚ずつ五百円玉の上に落とす。
「二十、」十円玉二枚を同様に、最後に五円玉を一枚、「五円。」と言いながら。
「丁度、頂きます」
新聞屋さんは、小銭が乗った掌を一旦握り、ウエストポーチに滑り込ませる。中で手を開いた様で、じゃら、と金属音がした。札を握る手もポーチの中へ。
それから手渡される、領収書と、サービス誌と、新聞袋と、ゴミ袋。
交わされる会釈と、「ありがとうございました」と「お疲れ様です」。
毎月同じ人が来るんだな。
閉じたドアの前で、ぼんやりそう思った。
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