『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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月末、夕食時、チャイム、「こんばんは、青海新聞です、集金に伺いました」。
二千円札を、二枚。
差し出した掌に乗せられる、透明の小袋。おつりの75円。掌の真ん中に触れる指。
「寒くなりましたね」
指が触れたまま、新聞屋さんが言う。
世間話だ。当たり障りの無い、気候の話。
「配達もしてるんですか」
「はい」
「これからの時期は、寒いし暗いし、大変ですよね、一層」
指が触れたまま。
当たり障りの無い労いの言葉に、新聞屋さんは「いえいえ」と緩く頭を横に振った。
領収書、サービス誌、新聞袋、ゴミ袋。
「ありがとうございました」「お疲れさまでした」
会釈。
ふた月前に貰った小袋が、手つかずのまま取ってある。引越しの日に入っていたメモの上に、置いてある。理由なんて考えもしなかったけど。
その隣に、今日のおつりを置く。
彼が作っているのだろうか。あの指で。
*ロロノアに配達なぞ出来る筈が無いのだけれども。
(パラレル故、ご寛恕いただきたく。何卒。)
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