『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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「ゔーーー」
獣が低く唸った様な声が、俺の鎖骨を食んでいるゾロから漏れた。
鼻から強く短い息を忙しなく出している。
これは、酷く興奮しているという事では無かろうか。
ゾロが。俺の体に。
ちょっと信じ難い。いくら俺が眉目麗しいと言っても、どう見てもどう触っても男の体だ。柔らかい所も、丸みも、そういった素晴らしい物は一つも持ち合わせていない。
つまり、一つの可能性として行き当たるのは、ゾロには男色の気がある、って事で、それはそれで良い気分はしないものだ。
男なら誰でも良いんだろ、と。
女なら誰でも良いんでしょ?となじられた過去をぼんやりと思い出す。
そんな訳無いじゃないか!と即座に返した否定の言葉は、全く以て本心だったから、ゾロだって、誰でも良い、って訳じゃ無いだろうと思うけど、だからと言って、キミじゃなけりゃ駄目なんだ、と続けた言葉が本心だったとはちょっと言えないから、始末が悪い。何がって、俺が。ごめんねレディ達。今になって思うよ、俺、ほんと最低だった。そうかこれはあの頃の罰か。だったらしょうがないか、等と思う程俺は殊勝じゃないのだった。
ゾロにとって俺が唯一無二の存在として欲情されてるのでなければ。意味が無い。辛い。誰でも良いなら、何で俺だよ?俺じゃなけりゃ駄目なんじゃなきゃ、何で俺だよ?何で俺が組敷かれなきゃならないんだよ?俺は男なんだぜ?男としてどうだよそれ。出来る事なら俺だって組敷きたいよ、柔らかくて丸い素晴らしいレディをさ。
でもしょうがないんだ。
気持ち良いから。
しょうがないんだ。
俺が、ゾロじゃなけりゃ駄目なんだ。
20121130,1211,20130107
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