『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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「なあ、ロビン…」
ルフィが思い詰めた顔をしている。珍しい事だ。いつも、太陽みたいに屈託なく笑っている、未来の海賊王。私には、眩しいくらいの。
「どうしたの?」
殊更優しく問い掛けるが、ルフィは視線をうろうろさせたまま喋らない。
「なあに?」
固く握りしめた拳が血を吹きそうだ。
きっ、と眉を吊り上げて、ルフィは言った。
「俺、ロビンにちんこ入れたい」
驚いた。
「経験は、あるの?」
「無ェ!」
先程までの逡巡が嘘の様にきっぱりと言い放ち、素早く間合いを詰めたルフィは私の肩を掴んだ。
「いいだろ?」
いいけど。
セックスなんて、大した事じゃない。彼は確か17歳だったかしら。興味があって然るべき年頃だわ。でも。
「私で良いの?」
「ロビンが良い」
「11も年上なのよ?」
「それが何だ」
「例えば…ナミちゃんの方が良いんじゃないの?」
「ロビンが良いって言ってんだろ!」
私は狡い。
彼の麦わら帽子を脱がせて、後頭部に手を添えた。そっと引き寄せて、キスをする。
触れた唇は、熱く、柔らかかった。
「ロビン…っ!」
されるがままだったルフィに、スイッチが入った。
ぱたんと甲板に押し倒されて、唇を貪られる。食べられてしまうみたいに。ルフィだったら本当に食べてしまうかも知れない。彼の食欲は本当に驚異的。
私がそんな風に気を散らしている間にもルフィは、何度も何度も角度を変えて、ちゅぱちゅぱと音を立てて、合間に私の名前を呼んで、呼吸を一息毎に荒くしていく。
組織のトップとこうなる事は、只の手段だ。しかも常套の。私は体を使う。相手はそれを知っている。ギブアンドテイク。
けれど、この船の船長から与えられるこれは。私に向かう彼の欲は、私の何をも奪わない。
ああ、ルフィは、只の男だ。
彼の前で、私は、只の女だ。
拙い愛撫に託される欲が、私を昂らせる。私自身を、私の肉体を、求められるなど。
「咲かすなよ」
鋭い眼光で一瞬私の目を捕えて、ルフィは欲の熱の中に再び落ちた。
牽制された。見透かされている。何も知らない振りをして、もしかしたら本当に何も知らないとしても、全てを分かっている、この男は。
使わないわ、能力なんて。発散の為の行為なら喜ばれるそれを、求められないのならば。それは。
只の女として存在する事を許されている。
セックスなんて、大した事じゃない。但しそれが愛の行為なら、それは重大な事だ。
11も年下の男に教えられてしまった。
死ぬ事も許されず、黙って離れる事も許されず、唯、只の女として存在する事だけを許された。
20130430,0516,0517
え、ルロビ? と、自分で書いてて驚いちゃった。やっちゃった感満載でごめんなさい。
いろいろ迷子になった自覚はあるのですが、船長は格好良いぞ、って事と、ロビンちゃんが幸せになったら良い、って事だけを心意気で感じていただければ…!(最初はルフィに「ちんこ入れたい」って言わせたいだけでした。)
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