『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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コックがダイニングで、大量のバナナを前に途方に暮れていた。咽せ返る様な甘い匂いが辺りに充満している。
島を出る直前にひょんな事から婆さんを助け、感激されてお礼にと半ば押し付けられる様に持たされたらしい。ダイニングテーブルを占拠する山程のバナナを。
常ならコックが制止する間もなく船長の腹に収まってしまうだろうが、陸でたらふく肉を掻き込み、限界まで腹を膨らませて帰ってきた船長は、見向きもしなかった。
「この陽気じゃすぐ傷んじまうしなぁ。フリットするにしたって、こんなもんだろ、こっちはピューレにして冷凍、こっちは丸ごと冷凍しとくとして…冷凍庫の容量にも限度があるしな…あとはジャムか。五日くらいなら生食でいけるかな」
コックはぶつぶつ言いながらバナナの選別をしている。
俺に気付いたコックは、一本房からもぎ取ると「食うか?」と差し出した。
その手付きが何となくイヤらしくて、俺は少々魔が差した。
差し出された一本を受け取ると、テーブルから一本取り、コックに手渡した。
「お前も食えよ」
「あん? まあ、食うけどよ」
何でそんな事、と疑問に思っているらしいコックに、言う。
「イヤらしく食えよ」
「は?」
「バナナったらイヤらしく食ってなんぼだろ?」
何言ってんだお前、って顔をしている。まあ、俺もそう思う。何言ってんだ、俺。
「…セクハラ? お前、俺にセクハラして楽しいの?」
ぽかんとした、阿呆な顔で言うコックに、うっかりにやけてしまう。
「まあ、楽しいな」
うっかり素直に言ってしまった。
それでコックはスイッチが入ったらしい。
「え、何? お前のって、こんな感じ?」
コックが思わせぶりに、握ったバナナを撫で上げる。白い指が、つつ、と触れるか触れないかの動きを見せる。
イイな。
「どうやったら、イヤらしいかね?」
コックはゆっくりと皮を剥く。
「下から舐め上げるか? 先っぽをちろちろ舐めるか?」
赤い舌が、白いバナナを這う。
イイな。
「かぷっと咥えるか?」
言葉通りの動きを見せる。
イイな。
上目遣いでにやりと笑ったコックは、歯を立てて先端を一気に噛み千切った。
…ニャロウ。
「サンジ君、君は無駄にエロいねぇ…」
背後から急にウソップの声が聞こえた。心無しか顔が赤い。すっかり腹の大きさが元に戻った船長も一緒だ。こちらは阿呆面を晒している。
「おー、お前らも食うか?」
もごもごとバナナを咀嚼しながらコックが言う。
「お前らのも、こんなもん?」
バナナを手渡しながら、コックはにやにや笑う。エロオヤジめ。人の事は言えないが。
「ウソップのは、もうちょっと長いよな」
「そーだなー」
「「え」」
うっかりコックとハモってしまった。このバナナも、結構立派だが? 通常時? 膨張時? つーか、何でルフィが知ってんだ?
「普通ん時は、こんなに太くはないけども」
通常時でコレより長いのか。鼻とアソコの大きさは比例する、って俗説を地で行く訳か。
「俺のは、もっと長くなるけどな!」
お前はゴムだから伸びるだけだろ。
「立派なんだなー。宝の持ち腐れか」
コックがにやにやとウソップをからかっている。
「うるせーよ。お前のはどうなんだよ、これくらい白いの?」
ウソップが、皮を剥いたバナナをぶらぶら揺らして訊く。
「いくらなんでも、他んとこより白いってことはねぇよ」
コックも律儀に答える。
「ゾロのは熟し過ぎて腐ったみたいな色か?」
「うるせぇ」
失礼な船長だ。
男四人で、バナナを食べる。互いのモノをうっかり想像しながら、という薄ら寒い状況に、自然と口が重くなる。
バナナを咀嚼する音だけがダイニングに響いていた。
20120927-
思春期に同年代の友達は居なかっただろう男の子四人。猥談するのも楽しかろう。(私も書いてて楽しかったので、こんな長さに)
下品ですみません。
船長、何て事言うんだ!(でも否定はしない、うっかりゾロ←)
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