『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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「俺、ぞろ目、好きなんだ」
アホコックが言い出した。夜半、二人きりの甲板で。
夜風に吹かれる金髪が、月の光を反射していた。
「あ? んなもん、みんな好きだろ? 縁起良さ気だしよ」
そう言ってやれば、あー、そうかー、みんな好きかー、などと独り言つ。
「でもよ、俺は特別、好きだと思うんだ」
強い口調で言い切った。それから、ちょっとはにかんで、続けた。
「でさ、思うんだ」
ちょっと、はにかんで。
「だから俺、ゾロの事、好きなのかな?」
子供みたいな、笑顔で。
アホだアホだと思ってはいたが、本当にアホだった、こいつは。
そう思ったのだ。だけれど。
俺はコックの後頭部に掌を寄せた。その丸みは俺の掌にぴったり沿った。
それから腕にぐい、と力を込めて、引き寄せた。
唇で唇を受け止めて、俺は思った。
俺も、アホだ。
目糞は鼻糞を笑うのだ。
20120224,20140825
*ゾロサン以前に書いていた二次妄想のメモを読み返していたら、ゾロサンが出て来て吃驚した。こんなの書いてたんだな。忘れてた。
タイトル付けて、変だった語尾を一か所直しただけで、そのまま放出。
私は当初サンジをこんな子だと思ってたのかなあ…酔っ払い設定だったんだろうか。
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