『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
*****
「愚息が、お前に入りたいと言っている」
「ヨくしてくれんだろうな?」
「善処する、って…、良いのか?」
「何だよ駄目元?別に良いぜ?初めてでもねぇし、俺はセックスに夢なんて抱いてやしねぇよ」
「あ?何だって?初めてじゃねぇ?」
「ああ。なにお前、処女がお好み?」
「そんなんじゃねぇが」
「ねぇが何だよ、俺が経験あるおかげで、お前の愚息は俺に入れるんだぜ?感謝しろよ?」
「じゃあ、遠慮無く」
そんな、どうしようもない会話で始めた事だった。
処女が好みだという訳ではないのは確かだが、こいつに入り込んだ男がかつて居たという事実は正直、面白くなかった。
初めての男になりたいとか最後の男になりたいとか唯一の男になりたいとか、そんなロマンチシズムは持ち合わせちゃいないが。
この体を愉しんだ男が存在する。
多少の非道を働いたのは、腹立ち紛れだったかも知れない。
「いってーよってめっはっあっ痛いって!」
「うっせー、ちったー我慢しろ」
「してっ、んっ、あ、してんだ、ろっ、い、ってーってっ」
痛いとただただ主張するのを、無理矢理押さえつけた。
あいつの太腿の裏には、俺の指の形に鬱血した痕が残っている筈だ。
「んながっつくな、順を追え」
「…順?」
「人様の家にお邪魔するのに、いきなり扉ぶった斬るような真似すんじゃねぇよ、先ずはノックだろ」
「…ノック?」
「てめぇまさかレディにもこんな乱暴働いてんじゃねぇだろうな?ちゃんと気持ち良くして差し上げなきゃ濡れねぇし入らねぇだろ」
「男も濡れんのか?」
「濡れねぇよ、馬鹿。元々入れるとこじゃねぇんだ、弛めてやらなきゃ、無理だ」
「気持ち良くしてやったら、弛むのか」
「解すんだよ、気持ち良くしてやった上で、解すんだ。そしたら潤滑剤の力を借りて、滑り込ませる。で、中のイイとこ探して、…って初心者にそこまで望まねぇが、せめて解せ。でなきゃ入るもんも入らねぇ」
「面倒くせぇな」
「そうだよ、面倒くせぇんだよ。だがな?」
滔々とレクチャーした男の顔が、そこでにやけた。
「そうまでしてでも得たい快楽が、そこに待ってんだ」
我知らず、喉が鳴る。
「どうする? 面倒くささに負けて、快楽を諦めるか。面倒くささを押して、快楽に溺れるか」
淫蕩に誘うその顔に、負けた。
熱り立っている愚息を宥め、コック言うところのノックに励む。
緩く勃ち上がったコックを扱く。先端が濡れる。
「ん、…うん、ん、あ」
普段の口汚さからは考えられないあえかな声が漏れる。
理解した。そこには『そうまでしてでも得たい快楽が』待っていた。
溺れる。
溺れているコックを、道連れに。
僭越だ、と罵られるだろうか。コックが俺の与える快楽に溺れている様に思える、などと言ったら。
それでも。
俺は溺れる。
20130714,0808,0813,0819,0825,0902,1225
*ゾロが理解する前に『なんやかやあって』って記述があった。なんやかや、が書けなくて諦めていたようだ。脳内補完をお願いします!
PR
この記事にコメントする
カレンダー
アーカイブ
ブログ内検索
最新記事
プロフィール
HN:
utae
性別:
女性
手書きブログ
リンク
忍者カウンター
忍者アナライズ
P R