『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
*****
薄々分かってはいた。元より、未来を臨む関係じゃなかった。望んでも居なかった。
だから、平気だ。
「ゾロ、俺、結婚するよ」
「そうか」
「誰と、って、訊かねぇの」
「俺とじゃなきゃ、誰とだって一緒だ」
全部かなぐり捨てて、俺との未来を望むような奴なら、好きになんてならなかった。
だから、平気だ。
「いい子なんだ」
「だろうな」
「お義父さんにも気に入られて」
「ああ」
「会社の人も、親切でさ」
「良かったな」
「だから、お前に飽きたとか、そういうんじゃないから」
「分かってる」
「幸せに、なれよ」
「お前が言うな」
俺の幸せには、お前がいるんだ——
思わず声を荒げた事を、恥ずかしく思った。
分かって、いただろう?
女の頼みを、断る事など出来ないこいつを。
捨てる男にでさえ、優しさを隠せないこいつを。
冷たく切り捨てるべき時でさえ、冷酷に徹しきれないこいつを。
好きになったのは、俺だろう?
「男のケツが恋しくなったら、呼べよ」
「ゾロ…」
怒りが浮かびかけてすぐに消えた瞳。
この期に及んで嫌われたくねェなんて。なんて笑えない——
「もう、会う事、無ェな?」
「…ああ」
女の腹ん中に、お前の子供が居るんだろ?
知ってるさ、全部。
それを俺には言わないお前だから、好きになった。
俺の、望めない未来を。俺とお前とじゃ、臨めなかった未来を。
お前に託すくらい、許せ。
「幸せになれ」
世界の片隅で、祈ってやる——
——祈る神は持たねェ俺だが。
お前の幸せなら、祈ってやる。
俺の幸せと引き換えにするんだ、幸せになってもらわなきゃ、困る。
「さよなら」
大好きな人。
20140126,0127,0129
*続きもちらっと思い浮かんだんだけど、昏くて泥沼で余りにも酷いので止めました。
(以下反転であらすじ)
*産まれた子の髪は緑色だった。サンジ一家の前に姿を現す様になったゾロ。詰め寄るサンジに「黄色い髪と水色の髪の子なんだから緑だって不思議はないだろ」しれっと言い酷薄な笑みを浮かべるゾロ。(サンジの妻はビビちゃんをイメージして書きました)幼馴染コーザと身分違いながらも愛を育んでいたビビだが、周囲の陰謀により誤解を繰り返し二人の愛は冷めていく。そんな中ビビはサンジに癒され惹かれていく。しかし素性を隠して近付いたゾロにコーザの面影を見出だし…なんだこの昼メロ!(だとすると「いい子なんだ」「だろうな」が甚だしく意味を違えるな。こわい。)
*台無しです。
*体調悪い中で妄想したから…。
*ゾロはそんな子じゃないよ!
*じゃあ追記しなきゃ良いのに、折角思い付いたし、と胸にとどめておけない貧乏性。
*失礼しました。
PR
この記事にコメントする
カレンダー
アーカイブ
ブログ内検索
最新記事
プロフィール
HN:
utae
性別:
女性
手書きブログ
リンク
忍者カウンター
忍者アナライズ
P R