『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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ロロノア・ゾロという男は、刀を握らせたら『魔獣』なんてあだ名を頂戴しちまうくれえの、それこそ獣じみた男だけれど、刀を抜いてない時は、ただの爺むさい役立たずだ。寝こけてばかり居る、太平楽。大型の犬みてえ。
と、思っていたんだが。
深夜、いつもの様に翌日の仕込みをしていた。勿論キッチンで、勿論一人きりで。
クルーは見張り番以外寝静まっている筈の時間。
静かに開いたラウンジの扉の向こうに、魔獣が居た。刀は三本とも鞘に納まって腰に下がっていた。抜刀はしていない。けれどその姿は紛う事無き、獣。
背筋がぞわりとした。が、平静を装った。
「酒か?」
声は震えていなかったと思う。俺の問い掛けを無視したゾロは、静かに、俺に近寄った。作業台をちらりと見て、コンロをちらりと見て、それから、俺を見た。
「何だよ?」
声は震えていなかったと思う。俺の問い掛けに、悪い笑みを返したゾロは、乱暴に、俺を突き飛ばした。
後から思えば、作業台とコンロを見たのは、刃物の有無と、火の始末を確認したんだろう。俺にとって悪い事に、ゾロにとっては都合が良い状態だった。つまり、包丁は仕舞ってあったし、火は消えていた。
不意打ちだった所為で床に腰を強か打ち付けた俺は、抗議の声を上げようとして失敗した。腿の上にゾロが乗っている。そしてそのまま上体をこちらに倒している。マウントを取られた。動けねえ。
耳元で、ゾロの掠れた声がした。
「やらせろ」
「は?」
「大声出すなよ?魔女が起きるぜ?」
「な?」
「ヨクしてやるからよ」
とぼけるのも限界だ。
何だよ俺、強姦されんのかよ。
ゾロが俺のベルトを外す。
「何でこんな事するんだよ」
「好きだからに決まってるだろ」
「好きな相手に強姦かよ」
「あ?」
え?
ああ、そう。好きなのは俺の事じゃなくて、強姦の方ね。嫌がる相手を無理矢理組敷くのが趣味って訳。イイご趣味だ、流石は魔獣。そうなの?魔獣って、そういう意味を含んでたのか。最低だな。
こういう時はどうしたら良いんだっけな。相手が夢中になって警戒が弛んだ隙に蹴り上げれば良かったっけ?
幸い、ゾロは拘束具の類いを持参していない。おかしな薬の類いも使われていない。
俺もノリノリの演技でもしちゃう? そうしたら、無理矢理をご所望の魔獣は萎えたりするだろうか?
ノリノリの演技なんて、とてもじゃないが出来なかった。腕一本で拘束されてしまった自分の両腕が情けなかった。ゾロの体重如きで押さえられてしまった自分の両脚が情けなかった。
きつく結んだ両目から零れたのは涙だろうか。目尻が濡れる。それを舐め取る獣の舌はざらりとしている。首を捻って避けた。嗤う気配がした。
布地が引き千切られる音がする。冷や汗の浮かんだ肌が、外気に触れてぞわりとする。
遠慮無く体中を這い回る手は、熱い。嫌悪に背筋がぞわりとする。
遠慮無く体中を舐め上げる舌は、熱い。嫌悪に背筋がぞわりとする。
当然萎えたままの俺自身を掴んで、獣は言った。
「ヨク無ぇか?」
「…イイ訳あるか」
再び、嗤う気配がした。
獣は体をずらし、俺の片脚を高く持ち上げた。
「男に突っ込んで楽しいのかよ?」
「穴なら何でも同じだろ」
最低だな。
「木の節にでも突っ込んどけよ」
「反応が無きゃ、つまんねぇなあ?」
最低だな。
穴に宛てがわれたものは、ぬめり、熱く、硬い。
最低だ。
獣の肩に掛けられた片脚を体重で押され、股関節が前後に大きく開く。獣は自由になった片手で、自身を押し当てた穴を触り、割り開く。痛ぇ。先端が埋まる。痛ぇ。ぷつりと肌が切れるのを感じた。痛ぇ。
最低だ。
みしみしと入り込んで来る、ゆるゆると腰を回すように動かす、がつがつと腰を前後に振る、突き上げて、放出する。
その全てが。
最低だ。
ずるりと引き抜かれ、どろりと垂れ流れ、重みと熱が体から退いた。
俺をぼろぼろのどろどろにして、そのまま打ち捨てて行こうってのに、体が完全に離れる直前、獣は俺の頭をふわりと撫でた。
その卑怯な手は間違いなくゾロの、刀を握り、いずれ世界一の剣豪になる、その手で。
最低だな。お前。
最低だ。
20130321,0324,0412,0413
もげてしまえ。
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