『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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陽のあるうちは灼熱で、見渡す限りの砂、空との境目は揺らいでいた。アラバスタ、ユバ。陽が落ちてからは酷く冷える。
いつの間にか寝床を抜け出していたコックは、日除けであった布で防寒して、遥か彼方、砂と空の境目を見据えていた。咥え煙草の先端が、月明かりの所為で薄い闇の中、ぼんやりと光っている。
平素より白いコックの頰が、幾分青褪めて見えた。心は凪いでいるような表情に似つかわしくない。体温があるのか疑わしく、掌を沿わせた。ひやりと感じて後、じわりと温まっていく。大丈夫、生きているし、実在している。
ちらりとこちらに視線が動いた。何か用か、とでも言いそうに動いた唇に、親指の腹を這わせる。かさかさと乾いていた。
逆の手で煙草を唇から引き抜き、背後に投げる。何をする、とでも言いそうに開いた唇に、親指の先端をねじ込む。前歯をこじ開け、舌に触れる。口の中は湿っていた。
開いた唇の先から、唾液が溢れそうになっている。首を傾け、唇を寄せる。コックの視線が俺の唇に固定されて瞼が少し落ちる。コックの首も傾いで、唇の開きがやや広くなる。
吸う。
砂の上に縺れながら倒れこむ。昼間あれだけ熱せられていた砂は、整然とした風紋を描きすっかりと冷えている。
乱す。
やがて、熱くなる。
20190309
*ちょっと思いついたので、諸々うろ覚えで書きました。何か間違ってたら、スルーしていただくか、教えていただけるとありがたいです。月って出てたっけ??…そもそもユバでいいんだっけ???
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