741話 2014/03/18__00:00

巻頭カラー

741話　うそつきウソランド

扉絵：
・アーミー！格好良いな！
・サンジ君腕ほっそいな！
・ロビンちゃんえっろーい！
・ちょ、ゾロ、おま、かっこいいじゃねぇか。
・フランキーの上腕は完全に何かのタンク。

本編：
・今回、泣きたい気持ちになる二本立て。

一本目：
・前回までで、大分苛々させてくれた我らがウソップ。
・それでも信じるトンタッタ。彼らの信じ易さ、騙され易さを、超えて。
・レオの、ウソランドへの思いを聞いたシュガーちゃんの、微妙な表情が気になる。自分の行いが多くの人を苦しめている、という事実を後悔しているように見えなくもないし、溜息吐いてるから呆れてるのかも知れないし。（結局どう思ってるのかって断定は出来ない表情。）
・しかしトンタッタの断末魔「ピギャ」は酷い。ウソップも泣いてるけど、泣くよな、これは。聞いてて苦しい。それが自分を信じているが故、そしてそれを騙そうとしている自分、となったら堪らない。
・そしていよいよ、ウソップが立ち上がる。「伝説のヒーロー・ウソランド」としてじゃなく、「麦わらの一味の狙撃手、海賊・ウソップ」として。
・寝覚めが悪いからね。
・ヒーローじゃないんだよ、海賊は。（634話でルフィが言ってた。「海賊は肉で宴をやるけど、ヒーローは肉を人に分け与える奴の事だ」）
・行動の根本は、自己本位。でも、それで良いんだと思う。私はそういうのが好きだよ。お為ごかしは嫌いだよ。こいつらの為に死ぬのは御免だと思うなら、逃げたら良い。こいつらの為に死んだとしても、寝覚めが悪い方が嫌だと思えば立ち上がれば良い。
・パンクハザードでも言ってたね、ウソップは。ルフィが俺を信じるから、逃げられないって。（691話「こちとらしっぽ巻いて逃げ出してェのに（略）際限なくおれ達の力を信じてやがるから（略）命の限り応えてやらァ（略）」）そういう男だよ、ウソップは。断末魔に於いて猶ウソランドを信じるトンタッタを、見捨てる事なんて出来ないんだ。
・（でも「ウソランド〜〜」って叫んじゃうトンタッタw）
・必殺緑星「プラタナス」手裏剣は当たったんだろうか。

・713話の感想で「ノーランドの像の隣にウソランドの像が拵えられちゃうねぇ。」って書いたんだけど。
・お別れの時、ノーランド像の横にウソップの銅像が建てられているのを見たウソップ「おれが死んだら、って言っただろ？」「でも“ウソップ”はぼくらのヒーローれすから！」って言われて号泣。
・ノーランド像の横にウソップの銅像は建ってないのを見たウソップ「建てねェのかよ!?」「だって“ウソップ”は“死んだら”って言ったれすよ？」って言われてずっこける。
・どっちかな。どっちでも良いな。死ななかったら、どっちでも良いよ。（全然外れてても良い。）


二本目：
・キュロスが人間に戻った時使えそうな「程よい剣」がそこにある、というご都合主義に吹いたんだけど。
・『スラム街の少年キュロス（15歳）』も若かりし頃のリク王もなかなかの男前。
・リク王の額の傷は、15歳のキュロスが釘バットで殴った為。（バットじゃなくて鉄パイプかな）
・「私と一緒に来い」って回想してたから、拾ってもらって衛兵にでもしてもらった故の忠誠心かと思ってたら、収監されちゃったんじゃないですか！
・「外での蛮行もここ（コロシアム）では素質」というリク王の言葉。
・4ヶ月で100勝し仮釈放となるも「望まれてねェ場所へは行けねェ」とコロシアムに留まるキュロスに「いつから望まれる人間になりたくなった？」と問うリク王。
・賢王とか人格者って感じではない。
・「獣は檻の中でこそ好かれる」って自覚からの「みんなおれの事…忘れてくれねェかな…」。
・忘れられたキュロスが、忘れられたかった。というのが。
・ひりひりする。
・望まれる人間になりたい、というのは、人の本質なんだろうね。
・辛かったね。
・さてここからどうやって王に忠誠を誓う様になるのか、それがどうしてスカーレットと恋に落ちて駆け落ちなり放逐なりに至るのか（違うかも知れんが）、回想が続くのかな…


・次号休載。