『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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生クリームに砂糖を入れて攪拌した。
がしゃがしゃとボウルとホイッパーのぶつかる音が、たぷたぷと液体が固体に変わって行く音に変化する瞬間が好きだ。ホイッパーの付けた筋が消えなくなる瞬間も好きだ。生クリームを口に入れた人が見せる笑顔を見るのの次ぐらいに。
味見しようと指で生クリームを掬った。
口に入れようと近付けたら、その手をゾロに取られ、指を咥えられた。
ゾロが、ラウンジに入ってきたのは知っていた。こちらをじっと見ているのも、背中で感じていた。けれど放っておいていた。わざわざ「どうしたのか」と問うてやる程、甘やかす必要はない。何か用があるなら自分から言うだろう。言わないのなら、言わない事を選択したのだ。
「何お前甘いもの好きなの?」
ゾロが、生クリームを舐める。生クリームの付いた俺の指を、舐める。熱心に、舐める。熱心に、吸う。
ゾロの口内は熱くて、蠢く舌は熱くて、おかしな気分になりそうだ。
歯止めが利かなくなる前に、意図を問うぐらいの事はしておかなければ。
「何してんだよ」
ゾロは問いを無視して、なお一層の熱心さを見せる。
「…ゾロ?」
ちゅぽん、と軽い音を立てて、指が引き抜かれた。生クリームはすっかり消え、指先はふやけている。
「嫌いじゃねえが、てめえの方がいい」
「は? 腹へってんなら…」
ゾロが俺の顎を掴んだ。
「てめえの方がいいって言ったろ」
ゾロの頭部が近付いて来た。ゾロの唇が僅かに開いて、舌が覗く。生クリームを舐めた舌。俺の指を舐めた舌。それが、俺の唇を舐める。吸う。
俺の唇も開いている。ゾロの舌が、俺の口の中に入る。舌先が、触れた。
甘い。
すっかりおかしな気分になって、全く歯止めが利かなくなった。
ボウルの中の生クリームは、すっかりだれてしまった。
20130205
今回「生クリーム」って文字列をたくさん打ちましてたくさん見ましたが、なんか変な感じ。実物と文字列がしっくりこない感じ? ホイップドクリームじゃなー、長いし、語感もいまいちだなー
濃厚な生クリームプレイをご期待なさった方がいらしたら、ごめんなさい。
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