『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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辛うじて服が体に纏わっている、程度の中途半端な脱ぎ方で、二人抱き合う。
焦がれていた肌は、思った通り心地良く、思った以上に、熱い。
腹と腹を擦り合い、しっかりと存在を主張する筋肉に絶望感を抱き(だってレディじゃ有り得ない!)、もっと擦り合う事を望む下肢の熱さ硬さに更なる絶望感を抱き(だってレディじゃもっと有り得ない!)、それは途方もない喜びで俺を苛む。
こいつも同じ様に感じているのが、眉間の皺に見て取れる。
苦悶と快楽は、一部を一としている。
手に入れたくて入れたくて堪らないのに手に入れたくないなんて。
手にしてはならないと分かっているのに手に入ったと分かればこの喜びは何だ。
人生はバラ色か。
失う事を思って躊躇する程馬鹿じゃない。
その時はその時。
恐れているのはもっと——原罪にも似た。
自分が幸せに成って良い筈がない。
須く希求するもの、それが幸せだとして、それを拒む気持ちが、ある。俺にも、こいつにも。
簡単に言えば、俺なんかが幸せになるなんて、許されない。
そんな思いを抱えた者同士。
だったら、共に地獄に堕ちようぜ。
この幸せは仮初めだ、まやかしだ。
一見の幸福は、地獄への誘いだ。二人で必ず、地獄へ堕ちる。
だから、許してくれよ。仮初めの、まやかしの、この、幸せを。
20131220,20140723
*原罪、とは違うよね。
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