『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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「おい」
徐に。ゾロは俺に近付き右手を俺の左肩に乗せ、左手を俺の股間に添えて、言った。
「しゃぶらせろ」
「は?」
「てめえのコレ、しゃぶらせろ」
ご丁寧に“コレ”と言うと同時に俺の股間を柔く揉む。その顔は、不遜に笑っていた。
「聞こえてるわ!」
「てめえが聞き返したんだろ」
思わず怒鳴った俺に、ゾロは不満気な顔を見せる。
「意味が分かんねーって言ってんだ!」
「だから、てめえのちんこを俺が舐めて咥えててめえをイカせてやろうってんだろ」
「わーわーわー!」
大声を出し耳を塞ぐと言う子供っぽい仕草で、俺はとんでもないゾロの科白を亡き者にしようとした。
無理だった。
ゾロは俺から手を離さず、じっと俺の目を見ている。
「なに、てめぇちんこ好きなの?」
何だか泣きそうになって問う俺に、ゾロは失笑した。
「ちんこじゃねぇだろ」
「へ?」
ずいと近寄ったゾロは、俺に近付き、顔を寄せた。
「てめえ、だ」
ぱちくり、と音でもしそうな瞬きを、した自覚はある。近過ぎてぼやけたゾロの顔は、苦笑に歪んだ。それから。
唇に触れた柔らかな感触は一瞬で、ちゅ、と音を立てて離れた。
ゾロが、しゃがむ。
かちゃかちゃと音がして、腰回りの圧迫が去り、じーと音がして、下腹部の圧迫が去った。
強く拘束されている訳でもないのに、俺は動けずそれをじっと見ていた。
現実だと思えなかったから。
下着の上から、ゾロの手が俺の中心を包む。もどかしいくらいの弱さで指を動かし、柔々と揉む。
とても現実だと思えない。
それなのに、血液は集まる。
ゾロが顔を上げて俺を見た。
「しゃぶるぞ?」
***
戸惑いを隠さず、自身を握る俺の手を茫と見ているコックの、下着を剥いた。
金の茂みから勃ち上がりかけたソレが覗く。
うまそうだ。
しゃぶったからと言って、美味い訳ではない。寧ろ不味い部類の味だ。けれど、その味を零す主体の痴態が、堪らなくうまい。そういうものだ。
コックはどうだろうか。
男所帯で育ったにしては、随分初心な反応を示す。
袋を下から支えると、きゅと締まった。竿の根元に手を添え、口内に導き入れる。吸引すると、下肢が震えた。
経験無いのか?
上目遣いで様子を窺うと、赤くした顔ががちがちに強張っている。
信じられない、信じたくないものを見た、とでもいう様に丸くした眼が俺と自身の接点を凝視している。
舌をぐるりと巡らすと、思い出したかの様に膨張し固さを増した。
コックが目を閉じた。ぎゅうと僅かな光さえも遮断したいのだと主張する様に。
コックが歯を食いしばった。ぎゅうと僅かな声も漏らしたくないのだと主張する様に。
頑なに。
急所が人質じゃ、自慢の蹴りも出せないか。
違うな。
感じてるんだ。
素直に乱れて見せれば良いのに。
快楽に身を委ねれば良い。
俺は、それが見たい。
コックの、それを。
***
俺のちんこをこいつが舐めて咥えて俺がイカされた後、こいつはどうするつもりなんだ。俺はどうなるんだ。
差し迫る恐怖は、与えられる刺激の前に無力だった。
呆気無く育つ俺を、俺は情けなく思う。
目を瞑ってしまえば、快感ばかりが感じられる。せめて声は出すまいと、固く口を閉じた。
ゾロは巧みだった。
立っているのも辛くなる頃には、腰が勝手に動き始めた。
腿の裏と尻に手を当てられ支えられ、俺はゾロの顔面に股間を擦り付ける。
「も、…い、く…」
了承、とばかりに一際強く吸われ、俺はそのまま放出した。
目は開けられなかった。
この後何が起きるのか。
嚥下の音に、耳を塞ぐべきだった、と思う。
清める勢いで舐め上げられ、ひんやりとした外気を感じて、ゾロの熱かった口内から出されたのだと知る。
ゾロの手が尻を撫で、そのまま割り開かれるのか、と緊張して尻臀に力が入った。
しかし、次には股間を布の感触が覆った。
じーと音がして、かちゃかちゃと音がして、ぽんと頭に何かが乗った。
ゾロの手だ。
思わず目を開く。
「ヨかったろ?」
不遜に笑った顔が、唇に一瞬触れ、ちゅ、と音を立て離れる。
体もそのまま離れ、ゾロはその場から立ち去った。
***
ぽかんとした間抜けな顔。
俺はラウンジを出て、声を出さずに笑った。
完全に堕ちやがった。
次からは多分、本格的にうまい。
確信めいた予感に。俺は笑った。
20130814-0818,0925,0926
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