『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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「それしか取柄がねェんだから、しっかりやりゃいいよ」
何という言い草だろうか。
当然、反発して言い返した。
けれども、怒鳴る声に喜びが紛れてしまうのは、致し方ないだろう。
だって、ゾロは、俺の飯を美味いと言ったも同然なのだ。
そういう事だろう?
「メシの時間が楽しみになった」と言うウソップ。
「何でもうめ〜料理にしてくれる」と言うルフィ。
「栄養まで行き届いてる」と褒めて下さるナミさん。
その後の、件の科白。
つまり、美味くて栄養のある食事で楽しませるのが俺の取柄だ、と。
何を食わせても、「美味い」などと素直に言った事は無い。
わざわざ「美味いか?」と訊いてやっても、素直に首肯いたりもしない。
なのに、うっかり。
そう、うっかり、だ。
きっとコイツは、うっかり褒めてしまった事に気付いてもいない。
まあな、知ってたけどな。コイツが俺の飯を美味いと思ってる事なんて。
だって、残さない。船長に奪われないように、かっくらう。
もっと素直になりゃ、もうちっとてめぇの嗜好に寄せた飯が食えるかも知れないのにな?
サンジが、ゾロの言葉を思い返してにやにやしてるといいです。
にやにやを目撃したゾロ
「てめぇ、なににやにやしてんだよ」
「別に〜。ほれ、コレ食えよ」
ゾロの郷土料理っぽいヤツが盛られた小鉢を差し出すサンジ
「お、」
懐かしい見た目に反応して、頬張るゾロ
「お?」
記憶にあるより美味いソレに箸が止まらないゾロ
「美味ぇか?」
にやにやしながら問うサンジ
うっかり「美味い」と言いそうになるゾロ
「…それしか取柄がねェんだから、しっかりやりゃいいよ」
意地でも「美味い」とは言わないつもりのゾロに堪えきれず爆笑するサンジ
「…何だよ」
何故笑われるか分からず不満げなゾロ
「いや、何でもねぇよ」
笑顔全開で答えるサンジ
「また作ってやるな」
「…おう」
腑に落ちないながらもちょっと嬉しいゾロ
みたいな。(補足が長いぜ)
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