『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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「これは俺の我が儘だ、お前に一切の非は無い、気にするな、犬にでも噛まれたと思って」
俺を抱き竦めるなり一気に言い立てたゾロは一拍置いて、俺の唇を奪った。
「忘れろ」
離れていく唇がそう言った。それで終わりなら、確かに忘れられたかも知れない。正しく犬に噛まれた様なキス。
なのになんだって、こんな惨めな屈辱を俺に刻むんだ。
ゾロは俺のベルトを器用に外して引き抜くと、それで俺の両手を後ろ手に固定した。釦は引き千切られた。器用さの発揮は必要な所だけ。拘束に必要なベルトを引き千切るわけにはいかなかったから。何とも合理的。
乱雑に無理矢理暴かれた。
体を横暴に這い回る手や舌、浴びせられる荒い息。抗うのは無駄なだけでなく煽る事だと気づいてからは、目は閉じてしまった。俺に興奮するゾロの顔なんて見たくなかった。この男に敵わない現実も、見ていられなかった。
本当なら甘やかな快楽を堪能する為の行為は、ベルト一本で苦痛だけの屈辱にされてしまった。
身体はまあ別に。生憎柔には出来てない。
心も実はそれ程。やはりそう柔じゃない。
なあ、ゾロ。
お前が与える屈辱に、俺はたいして傷付いてない。
それはどれ程屈辱だ?
忘れてなんてやらねえよ。何でもない顔をして、お前に屈辱を刻んでやる。それは俺の我が儘だ。
20150602,0908
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