『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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一度だけ、あいつとそういう雰囲気になった事がある。
普段仕事を終えたあいつは酒と肴を俺に宛てがって「飲み過ぎんな」とか「皿片すくらいしとけ」とか一言言ってからさっさと休む。それがその日は、ぐずぐずしていた。
「お前も飲めよ」
あいつをそういう目で見た事がないと言えば嘘になる俺は、軽い気持ちで水を向けた。ちょっと酔う姿が見られたらラッキー、断るのをきっかけにあいつが早く休めば良いと思ったのも本当。だから答えはどちらでも良かった。
「…ああ」
嫌味の一つも無しにすんなり隣に腰掛けたあいつは、別人の様に見えた。
いつの間にか手にしていたグラスが一つ、ことんとテーブルに置かれた。ボトルから酒をツーフィンガー、そちらに移してやる。度数の高い酒だ。それを知らない訳ではあるまいに、よりによって一息に飲み干して、あいつはこてんと頭をテーブルに付けた。
テーブルに散らばった金髪が、ランプの明りを反射していた。
誘われる様に、触れた。指から零れ落ちる金色の髪はまるで、掴み所のないあいつそのものみたいだった。幾度か慎重に髪を梳くうち、その指が耳に触れた。
あいつはぼんやりと顔を見せて、ふんわりと笑った。
そんな顔を俺に見せるなんて。
誘われる様に、顔を寄せた。自然に落ちる瞼が完全に閉じる前に、あいつが瞼を下ろしたのが見えた。
そして。
どん、と船が大きく揺れた。海獣のボディアタックだった。何かがどこかに触れた気がしないでもない、けれどその後は慌ただしかった事しか記憶にない。そしてその後同じ様な雰囲気になった事はない。
それだけ。
20141221,1224,1225
*昨日付『恋愛相談 in シッケアール城』で吐かされた洗いざらい。
「そんなんで “そういう雰囲気” とかよく言えたな」
「笑止」
「うっ…うっせーな!」
「それだけか?」
「…これだけだ」
項垂れるゾロの居室を辞し、ちょっとしんみりするゴーストプリンセス。
「可哀相だな。ちょっと優しくしてやろう」
「うむ」
首肯く鷹の目。
その日の夕食にはちょっとお高いお酒が出されたとか。
*シッケアール妄想楽しい。
*ペローナちゃんの年齢は分かりませんが、ロビンちゃんとミホ様の間くらいだと夢がある。
何かのきっかけでそんな話になり「お前より先輩だ。敬え」と言ったペローナに「なんだ結構ババアだな」とかうっかり言っちゃってネガティブホロウ喰らうゾロ希望。(口にしなくて良かった)と内心胸撫で下ろすミホ様。
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