『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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まるでゾロの唇が俺を好きみたいに動くから、俺はそれだけで、嬉しくなっちまう俺を自覚して、死にたくなる。だってそれじゃあ俺がゾロを好きみたいじゃないか。
ゾロの唇は俺の体表を滑っていく。取りこぼしの無い様に、万遍なく。そして俺の悦ぶ場所を見つければ、そこを執拗に。
その動きが、まるで俺を喜ばせたいみたいだから。嫌いな奴の事なんて、喜ばせたく無いだろう?だから、ひょっとして、ゾロは俺の事、好きなんじゃないかって。思ったとして、不思議は無いだろう?自分に好意を持ってる奴に好意を持ったって、不思議は無いだろう?
それが、どちらが先か、はっきりと分からなくったって。
なんだやっぱり好きなのか。
絶望に似て、それは甘美だ。認めてしまえば、な。
だって、ゾロの唇は俺を好きみたいに動く。それなら、何の問題も無い…あるか。仲間だとか男同士だとか。でもそれは本人同士がしっかりしてさえいれば…な?
俺の心は空を飛ぶ。我ながら、単純。…美点だろ?
唇で好意を伝えるゾロに、俺はどうして好意を伝えよう?言葉で?それとも同じように唇にのせて?
「ゾロ…」
「…なんだ」
ああ、言葉が出てこない。意地と臆病。俺ってどうしようもない。
どうしても言葉を紡ごうとしない唇を、ゾロは辛抱強く待っている。俺は焦れて、ゾロの唇に引っ付けた。
伝われ。
それはきっと叶った。だから、ゾロの唇は尚更俺を好きみたいに動くのだ。
それは俺を喜ばせて止まない。ゾロ、お前の伝え方は的確だ。
20140526,0527,0528,0619
*iPhoneのメモで書いてみた。フリック入力+予測変換は意外と楽ちん。でもまだ考えながらの入力だからもどかしい。フルキーボードなら頭に浮かんだスピードで入力出来るのに。
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