『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
*****
コックに手を伸ばしたのは、深い考えが在ったからではない。
船長を組敷くのは違ぇと思ったし、想う女が居る奴を抱くのも違ぇと想った。女は面倒くせぇ。
言うなれば消去法だ。
頭じゃなく、浮気にならず、妊娠しない。それがコックだったから。
深夜の展望台。見張り当番の俺に、夜食を持って来たコック。
風が少し冷たい。
俺が食べている間、コックは代役のつもりか、黒い海の遠くを見ていた。
月の光を柔く反射している金色の髪が、風に吹かれて乱れている。
腰を屈めて空いた食器を手にし、下りて行こうとしたコックの項に手をやる。
「あ? 何だよ」
中途半端な姿勢で顔を向けたコックを、腕の力だけで引き寄せる。
「お、おい?」
唇が触れ合う寸前で止め、言った。
「嫌か?」
目を見て、唇を見て、もう一度目を見て、小さな声で。
コックの右目が、大きく開いた。
もとより返事など聞く気は無い。
腕に力を再度籠めると、唇と唇が合わさった。
コックが息を呑むのが分かった。
口中を蹂躙しても、首筋に齧りついても、コックは抵抗しなかった。
乳首を食んでも、腹筋を舐めても、コックは抵抗しなかった。
陰茎を握っても、肛門を撫でても、コックは抵抗しなかった。
終始、戸惑った瞳で忙しなくあちこちを見ていた。
時々、目が合う。
そんな目で見んな。萎えるだろ。
手を、舌を這わすうち、コックの体が熱を持ち始めた。じっとりと汗が滲む。体は正直、とは良く言ったもので、適切な刺激は相応の反応をもたらす。簡単なものだ。
反応が良ければ気分も良い。戯れに、名を呼んでみた。初めて呼ぶ、名を。
瞬間、蕩け始めていたコックの瞳が、覚醒した。次の瞬間、また蕩けた。
なんだ、コックは俺に惚れてんのか。
そう思えば、気分は更に良くなる。俺も存外簡単だ。
俺は愛撫を更に進めた。コックは反応する体に戸惑っている様で、快感を逃そうとしている。バカな事を。
「素直に感じてりゃぁ良い」
耳元で囁けば、体を震わせる。
無理矢理体を開かせたい訳ではない。それより、互いに楽しめた方が良い。
より深い快感を得る為に、丁寧に愛撫を施す。それがコックに快感を与えるなら、お互い様だ。
遂情させれば、そう悪いものでもないと知れた様だ。戸惑いの表情を残したまま、満足げな表情を浮かべた。
船上で燻る欲を、発散させられればそれで良い。合意の上で、楽しめれば尚良い。
それだけの事だ。
適当な相手は、コックしか居なかった。
20120618,0621,0925
自分では消去法だと思ってるけど実はサンジを好きなんだよこのゾロは。
っていうのと
単なるろくでなしだよこのゾロは。
っていうのと
どっちが良いのかなあ。
PR
この記事にコメントする
カレンダー
アーカイブ
ブログ内検索
最新記事
プロフィール
HN:
utae
性別:
女性
手書きブログ
リンク
忍者カウンター
忍者アナライズ
P R