『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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「なあ」
「なんだよ」
「減るもんじゃ無し、良いんじゃねーかなーと思う訳だ」
「何が」
「んー、スキンシップ?」
まさかのお誘いだ。
「お前正気か?」
「んー、多分」
なんだそりゃ。
「酔ってんのか」
「さあ?」
コックが撓垂れ掛って来る。軽く眩暈がした。
減るもんじゃ無し。悪い訳も無し。
「本当に減らねぇのかな」
「あ?」
首筋に顔を埋め唇で、引っ張り出したシャツの隙間に忍び込ませた手で、張りのある筋肉に感じ入っていると、コックが微かに身を捩らせながら言った。
『愛の無いセックスはね、すり減るのよ』
コックは面妖な裏声を出す。
「なんだそりゃ」
「昔な、そう言ったマダムが居た」
「へえ」
露わにした下半身に同じものを摺り合わせる。肌と肌の触れ合い。温もりと滑り、同じ昂り。
「本当は、減るもんなのかねぇ?」
腰振りながら言う科白じゃねぇだろ。
「減らねぇだろ」
「だよなぁ?…寧ろ増えてんじゃねーかなーって」
コックはうっそりと言う。
「気持ちいーし」
同感だ。
「少なくとも、損はしてねぇなーって」
「そうだな」
「じゃあ、悪いこたねぇよな?」
「だな」
腰を揺らしながら同意を示す。
「ふふ」
笑い声を漏らしながら、コックは更なる“スキンシップ”を試みる。
コックとの“スキンシップ”は、俺の何をもすり減らさなかった。寧ろ——
幾度目かの“スキンシップ”で、それはもうセックスと呼ぶべきものになった。
——愛の無いセックスは、すり減る。だったら、すり減らないセックスは——?
愛の無いセックスがすり減るかどうか、そんなこたぁ知らねぇよ?
だがな?
俺達のこれは、満たされるばかりだ。
減ってたまるか。
だったら、これは。
——愛の有るセックス、なんじゃねぇの?
20131104,1201,1210
*サンジはゆるいし、ゾロは甘いし、胸焼け。げぷ。
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