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『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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*素敵なサイト様よりリンクしていただきました。自慢です。

 詳細とお礼については畳んだ先に。

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 *****
      

オサカナブルー』の やがわ 様がリンクしてくださいました。

 11月27日の深夜にリンクのお知らせをいただきました。なんか変な声が出ました。
 大好きなんです。
 11月28日付のblogで『すてきな作品たくさんのサイト』とご紹介くださいました。
 どうしたら良いんですか、光栄過ぎる。

 ここを知ってくださっている方は当然ご存知のサイト様でありましょう。多大なる影響を受けています。諸々ばれちゃって恥ずかしい。(既にばれている気もしますが。)
 大好きなんです。(二度目)

 何かお礼をしたい、お礼になるかどうかは兎も角、この浮き立つ気持ちをどうにか表したい、ということで、サイト名『オサカナブルー』をお題に小話を書きました。お題が具象じゃないって…難しい…。ちっともお礼っぽくない感じになりました。申し訳ない。




 アーロンパークで、あいつは魚人相手に海に飛び込んだ。
 その時ひらりと翻った足が、まるで魚の尾ひれの様だった。
 どう考えても無謀な勝負だろうに。どうしたものか、勝ちやがった。

 ルフィに懸けた。
 俺を庇った。

 気に入らない。

***

「サンジはな、すげぇんだ。水の中なのに、ぐんぐんぐんぐん、すいすいと行く。オサカナみてぇだ」
「あいつと泳いだ事あんのか」
「魚のレストランで海に落ちたら、サンジが助けてくれたんだ。速くて、俺、水ん中だからぼーっとしてたけどよ、でも、気持ち良かった」
 船首からルフィは、ラウンジから出て来たあいつを見る。
 眩しいものを見る様な目で。

「また落ちたら、助けてくれっかな」
 ルフィは麦わら帽子を俺に渡し、笑顔のまま、海に落ちた。

「おいっ!?」
 どぼん、という水音で、あいつはジャケットから腕を抜き、船首に駆けた、飛ぶ様な速さで。途中靴を脱ぎ、ジャケットを放り投げ、柵に飛び乗ると、海へ、——飛んだ。

 また、ひらりと足が、魚の尾ひれの様に翻った。

 穏やかだった海にルフィの立てた白波が消えようとしていたそこ目がけて、あいつは音も無く潜った。
 微かな波が、そこに引き込まれる様に消えて数秒、濡れた黒髪を抱えた金髪が海上に出た。

「ぶはぁっ」
 水を吐いたルフィは俺を見上げ「な?」という顔をして、笑った。
「おら、ぼさっとしてねぇでロープ下ろせ」
 ルフィの腕を自らの首に巻き付かせたあいつが俺に怒鳴る。

 濡れた男一人を軽々と片手で抱き上げ、俺の下ろしたロープをよじ上り、すっかり海上に体を出したあいつはルフィに言った。
「ほれ、もう大丈夫だろ、腕伸ばせ」
 にゅ、と伸びて柵を掴んだルフィの腕が縮み、ルフィとあいつの体は甲板に戻った。
「落ちる時は前もって言ってくれ」
「おう、そうする」
「馬鹿、落ちんな、って言ってんだ」
「でもサンジは助けてくれるだろ」
「いつも上手くいく訳じゃねぇよ、間に合わなかったらどうすんだ」
「でもよー、サンジに海ん中引っ張ってもらうのは、気持ち良ーんだ」
「…落ちなくて良いだろ。たまには付き合ってやるからよ、突然落ちんな」
「分かった。ゾロ、それ返せ」
「返せって、お前が勝手に押し付けたんだろ」
 麦わら帽子を俺から奪い取ったルフィは、船尾に向かって飛んで行った。

 みかん畑からナミの怒号が聞こえる。海への落下を叱られているのだろうルフィを見て、あいつは言った。
「お前、もうちょっと気をつけてやれよ。あいつは海に嫌われてんだから」
「てめぇが甘やかすからいけねぇんだろ。わざとだぞ、あれ」
「海には嫌われてるけど、あいつ、海好きだもんなぁ。あんなに焦がれてる海に嫌われて泳げないってのは、どんな気持ちかね」
 放り投げてあったジャケットから煙草を取り出し、あいつは火を付けた。何の答えも待っていないみたいに、紫煙の行方を目で追い、突然の運動の締め括りに体を解す様に、投げ出した足首を回している。
 尾ひれの様だった、足。
 魚の様に泳げる、それ。

「魚みたいに泳ぐんだな」
「泳ぎは得意なんだよ」
 海上に消えて行く煙ばかりを見ながら言う。

 気に入らない。

 足首を掴んだ。
「うおっ?!」
 ぎょ、とした顔で、やっとこちらを見た。その瞳は、青かった。
 海をうつしたみたいに。

「てめぇは海に愛されてんだな」
 思わず零した言葉に、海みたいな瞳が、ほんの少し笑んだ。
「そうだと良いなァ?」
 海の彼方を見る目は、ルフィを見た眼差しに似ている。
「愛してるからなァ」

 海は、どこまでも青い。
 こいつはどこまでも俺の気に障る。

***

 海になりたい、と不意に思った自分に気付き、海に飛び込みたい気になった。
 気に入らない。
 全て気に入らないのに、翻る尾ひれの様な足と、海をうつした様な瞳の青を、俺は気に入ってしまっている。



20131129,1202,1203,1204

*初めに書こうと思っていたものからどんどん離れて行くのは何故だろうか。
*ほんのりルサン風味が漂うのは、船長が総攻めだからであって…。頑張れゾロ。
*うお、だの、ぎょ、だの、魚に掛けた駄洒落って訳じゃ無いんだよ…。

*やがわさん、ありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願いします。
 大好きなんです。(三度目)(しつこい)
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ぎょぎょぎょ!(さかなくんじゃないよ。)
あーーー!!まやのさんのところのアレいいなあっておもってたし、実はちょっと期待してたけどまさかそんなほんとにこんないいモノ…!持って帰りますいますぐに!いいよね。どうもありがとうございますもったいない…!うれしい!!落ち着けない!すき!こんなサンジ惚れるに決まってる…うう…utaeさんすきだ…!!
やがわ 2013/12/05_Thu_:03:16 編集
うおっ
わぁ、早速読んでいただけて…。なんかすみません、サイト名勝手にお題にしちゃって。思い付いたまま書いて取っ散らかりました。いいモノだなんて、勿体無いお言葉。貰っていただけるなら嬉しいです。ゾロがサンジに惚れるのは世の理ですよねー。
utae 2013/12/05_Thu_:28:44 編集
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