『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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*素敵なサイト様よりリンクしていただきました。
そちらから来てくださったお嬢様方、ありがとうございます。少しでも楽しんでいただけたら良いのですが。(「こんなサイト紹介しやがって」と管理人様を恨んではいけませんよ。)
詳細とお礼については畳んだ先に。
そちらから来てくださったお嬢様方、ありがとうございます。少しでも楽しんでいただけたら良いのですが。(「こんなサイト紹介しやがって」と管理人様を恨んではいけませんよ。)
詳細とお礼については畳んだ先に。
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『グリンピース』の まやの 様がリンクしてくださいました。ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、大変素晴らしい小説を書かれる方です。そのまやのさんにお褒めいただきリンクしていただき…浮かれています。
voyageの頁、そうそうたるサイト様の中に、弊サイトの名が並んでいるのですよ。自慢。畏れ多い。そして9月13日付のblogで触れてくださっているのが弊サイトの事なんですよ。超自慢。
何かお礼は出来ないか、普通相互リンクだよね、でもウチにはリンク部屋無いしなー、作るかどうかも決めてないしなー、でも何かお礼したいなーだって凄い嬉しかったのだもの。
ということで、サイト名『グリンピース』をお題に小話を書きました。(お礼になるかどうかは兎も角。)『グリンピース』様の素晴らしさに触れる小話になれば良かったけれど、力及ばず。
夕食の準備中、キッチンにふらりとやって来たゾロがテーブルの上に鎮座する大きな蒸篭の中を覗いた。
「今夜はシュウマイか」
「そうだ。俺様特製肉シュウマイだ。お前暇なら小皿とか出しといてくれよ」
確かに暇だし今ここで酒を強請って制裁を受けるよりシュウマイを摘みながら飲んだ方が美味いだろう、と判断したゾロは、大人しくサンジの言い付けに従った。
シンクに向かい別の作業をしているサンジの背中にゾロは問い掛けた。
「なあ、何でシュウマイにはグリンピースが乗ってるんだ?」
「さあ?数を数え易い様にだとか聞いた事あるけど?」
ゾロは小皿にシュウマイを二つばかり取り、眺めた。白い皮に包まれた肉の上に乗った緑の豆が、食欲を誘う。
「俺の知ってるシュウマイのグリンピースは、こんなに綺麗な色じゃねぇぞ?」
「そこはほれ、俺の腕だ」
サンジはゾロに背を向けたまま、無駄な自慢をした。わざわざ自慢しなくとも、サンジの腕はクルー全員が認めている。それは勿論ゾロも含めて。敢えて口にはしなくとも。
それきりゾロが黙ったのが気になり、サンジはそっと振り返り、様子を窺った。
ゾロはチューブ容器に入った練り芥子を、小皿に取り出したシュウマイの天辺、グリンピースの脇に絞り出していた。それはそれは慎重な手つきで。
そんな細かい事する奴だったっけ?
サンジは思い、それを観察した。
グリンピースと同じくらいの大きさの、綺麗な球形に絞られた芥子が、鮮やかな緑の隣にちんまりと納まっている。
「お前何やってるの?」
サンジは堪り兼ねて訊いた。芥子は醤油に溶くか、そうで無くてももっと無造作に付けるものではなかろうか。少なくとも、デコレーションする様な食べ物ではない、シュウマイも芥子も。
「や、別に…」
ゾロが口籠った所に、ルフィが入って来た。
「んまそーな匂いだな!」
鼻をくんくんと蠢かせたルフィが、ゾロの手元のシュウマイを見る。
「緑と黄色で、ゾロとサンジみたいだ!」
二つ目のデコレーションに入っていたゾロの手が止まった。
「な!」
にっかりと笑ったルフィに、ゾロの顔がおかしな具合になっていく。
その隙に、ルフィはゾロの小皿にとぽとぽと醤油を注いだ。
「で、俺。な?」
黒に浮かぶ、白い台座に乗った緑と黄色。
「てめっ何すんだっ!」
我に返ったゾロが怒鳴った。
「醤油付けるだろー?何怒ってんだよー」
良い思いつきだと思ったのを怒鳴られ、ルフィは不服を露わにしている。
「ゾロってば、本気で自分とサンジ君のつもりだったのね」
いつの間にかサンジの隣に居たナミが言う。
ナミの見たサンジの顔は朱に染まっていた。それは恐らく歓喜だろうと推測されたので、ナミは年上の男二人を可愛いなぁと思った。
20130927-1001
*「お題『グリンピース』って言うより『シュウマイ』じゃね?」というツッコミは無しの方向で。ひとつよしなに。
*まやのさん、ありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願いします。
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