『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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——ぼくのかのじょはあたまがわるい
一生懸命参考書にかじり付いている俺の眼鏡に、ゾロが手を伸ばす。蔓の部分をなぞる。何やってんの?
「あのねえゾロ君、お兄さん、これでも受験生なの」
「知ってる。来年はあたしが受験生」
「そうね。でね、俺、一応大学生になろうと思ってんの。ゾロの同級生にはなりたくないの。だから浪人はしないの。落ちるわけにはいかないの」
「ああ。頑張れ」
頑張れじゃねえよ!
「邪魔しないでね」
「あたしが邪魔かよ」
途端にゾロがむくれる。ああもうかわいいなあっ!
「そうじゃないけど」
俺が言うと、ゾロは再び眼鏡に手を伸ばした。
「眼鏡、どうかしたの?」
「だって、ちょっと格好良いから」
はい?
「いつもと違うから、ちょっと新鮮」
もー。
俺はゾロの手を捕まえた。引き寄せてキスをする。思いっきり深いやつ。舌とか思いっきり絡めちゃう。
「んんっ」
ゾロが俺の胸をどんっと叩く。
口を離すと、ゾロが目尻を赤くして睨んだ。
「勉強するんだろ」
「勉強より、ゾロのが大事」
「ん?」
「ゾロがしたいって言ってんのに、勉強なんかしてらんない」
「何、そんな事言ってない!」
「言ってなくても、ゾロの事なら分かるの、俺」
「なっ」
顔を赤くして、怒った顔をしたゾロに、またキス。怒った振りだって事ぐらい分かるんだよ。ほら、すぐ蕩けちゃうじゃないか。
そりゃ確かにゾロの方が学力は高い。お勉強出来るんだ、ゾロ。意外と。おっと失礼。
でもねえ、ゾロ。頭の良し悪しは、学力だけじゃ計れないんだよ?
そんな風に煽ったりしたら、どうなるかくらい、分かるでしょ?
——ぼくのかのじょはあたまがわるい
——だけどかのじょがすきなんだ
20130318,0320,0625
*3月14日から20日まで連載した『はつこいのきみ』の二人です。
*タイトル及び文頭文末は、金谷ヒデユキ氏のネタより。多分20年位前のネタなのにまだ頭に残ってる。凄いな。(ネタの中身は覚えてないんですが。)
多分この二人だと、ゾロよりサンジの方が頭悪いですけどね。
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