『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
*****
ぬるりとした腹に、心が冷えていく。床に転がって、思わず呟く。
「やっちまったな」
「何やってんだかな」
間髪入れずに返った言葉に、会話を繋ぐ。
「全裸でな」
「男二人でな」
先程までの快楽を乗せた息とは、全くちがう息が、それぞれの口から吐き出される。
虚無感に襲われるのは、生理的なものだ。これに負けると、多分、望んだものは手をすり抜けていく。
間違うな。意地を張るのも、駄目だ。下手に出る事はないが、失いたくなくば、間違うな。
「良かった、よな?」
「何が」
冷めた言葉に挫けそうになるが。
「気持ち、良かった、よな?」
念を押す様に言えば、コックがぽかんとした顔でこっちを見た。
「ああ、…まあ、な」
それだけ言って、直ぐにそっぽを向いてしまう。
項が赤い。耳も、赤い。
照れているのだと、分かる。
安堵する。俺は、これを失わずに済みそうだ。あわよくば、その先も——。
手始めに、赤い項に口づけた。
竦められた肩を、包む様に抱き締める。
「悪くねぇだろ? 気持ち良いよな? だったら、」
腕の中のコックが、体を反転させた。腕を背中に回される。
「時々、しような」
空耳かと思った。
コックが、そんな事を言うなんて。
意地っ張りなら俺の上を行くこいつが。
「ぎゅ、としろ」と言われた時も驚いたが、…こいつでも、素直になる時はあるのか。
素直に。
俺も今、失いたくなくて、滅法素直だ。
だったら、こいつも今、そうであるかと、思っても、良いか?
失いたくないのだと。
腕の力を強めれば、強く抱き返される。
心地良い。
今はその心地良さを堪能したい。失わずに済むらしい、この心地良さを。
その意味を知るのは、まだ、先で良い。
20121113-
終わっ…た…やっと……終わんない…かと思っ…た…
流れた時間は短いのに(そして分量も大した事無いのに)、長かった。遠かった。
こいつら、探り探りで遅々として進まず、途中で止めちゃうんじゃないかと思ってハラハラした。無事終わってほっとした。
(でも挿入はしないんだ、こいつら。)
(それはもうちょっと先の話のようです。)
(先、あるのか?)
体の要求に素直になる事は学習した様なので、今後は何故体が要求するのか、その理由を学んでくれればいいなあと思いまっす。
お付き合い頂きありがとうございました。
PR
この記事にコメントする
カレンダー
アーカイブ
ブログ内検索
最新記事
プロフィール
HN:
utae
性別:
女性
手書きブログ
リンク
忍者カウンター
忍者アナライズ
P R