『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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普段はやけに気取って固い甲板の上を歩くとコツコツと音のする靴を履いている、コックが裸足でペタペタと歩いている。俺も平素はゴツゴツとしたブーツを履いているが、今は裸足だ。
のどかで平和で、見晴るかすに海は彼方まで何もない。白波の立たない青は強い太陽光を跳ねかせてキラキラと光るばかりだ。
「珍しいじゃねえか」
「何が」
「裸足」
「たまには日光に当ててやらねえと。危険がありそうなら、靴履いてねえと都合が悪ィからな」
小器用に指の足をバラバラに動かして見せる。のどかだという見解は、一致しているらしい。
「てめえが裸足ってのも、珍しくねえか」
「てめえと一緒だ」
「そりゃ珍しい」
コックと俺が、同じ発想で同じ行動に至るだなんて、確かに珍しいことなのだ。こんなに普通に、何もないように喋ることさえ珍しい。
コックの髪が光を弾いた。ゆったりとした風が、髪を一房吹き上げる。
思わず手を伸ばした。
一瞬ぎょっとしたのか目を見張って、コックは肩を震わせた。
「何だよ」
声が固い。
「意外と」
手の中の一房を揉む。見る限り柔らかくサラサラとしているものだと思っていたが、意外と、ゴワゴワとして軋む。
「サラサラでもねえな」
「年中潮風に晒されてんだ、サラサラなわけねえだろ」
「そういうもんか」
「てめえはどうだよ」
コックの手が俺の髪に伸びた。握るほど長くない俺の髪に、コックの指が潜る。意外と、お綺麗でもない節くれだった男の指。
「意外と…」
コックの指が自在に動く。指の腹が地肌に触れる。
「フワフワ?」
小首を傾げて、丹念に髪を探っている。
「もっとチクチクすんのかと思ってた」
コックが、俺の髪について、どのようなものかと想像を働かせたことがある。珍しいというよりも、ありえないことではないのかと思った。俺は、コックの髪を触ったらどんな風かと想像していたというのに。こんなことで、同じ発想で同じ行動に至るだなんて。
ならばこのまま頭を引き寄せて、唇を触れ合わせても良いのかも知れない。同じ発想で同じ行動に至るなら。
20180907,0908
utaeさんはなんでもない日に、裸足でやけにきしむきみの髪に触れたことの話をしてください。
#さみしいなにかをかく
https://shindanmaker.com/595943
続きは?
選択肢:
1)平和な海に盛大な白波が立つ。
2)恋のハリケーンが吹き荒れる。
正解例:
1)の後、2)
(そんなつもりはなかったサンジ、驚いてゾロを海の彼方に蹴り飛ばす。
まさかそんな仕打ちを受けると思っていなかったゾロ、猛然と泳いで船に帰り着く。
怒り心頭、だが泳いでいる最中頭が冷えて、勇み足であったかと反省できたえらいゾロ、「悪かった」と小さく謝る。
「いや、こっちこそいきなり蹴っちまって悪かったな、その、…ちょっと驚いちまって」
ゾロの濡れた髪に指を差し入れ水気を落とすサンジ、まさか謝られるとは思っていなかったので困惑しているゾロの頭をそっと引き寄せ、唇を触れ合わせる。少し冷たい塩の味。
「へへ」
照れ笑いのサンジに、ゾロはたまらず深く口付ける。
Kiss of fire ! Happy end !!!
(ヤケクソか)(まとめらんなかったもんで)
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