激情受皿 2 2015/03/06__00:00

＊komaさんが送ってくださったコメントより。
（ありがとうございました！おしりに返信付けてます！）

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　さんざ激情を中に注ぎ込んだというのに、どうしようもない飢えが治らない。
　随分無茶な抱き方をした。八つ当たりだろう、斬りたくもないものを斬らざるを得なかった不甲斐無い自分の代替。それを分かってか、こいつは何も言わずに理不尽を受け入れた。
　斬らねば望む場所へは行けないと、分かっているのに、どこか、斬らずに済めばいいと思っている甘えた自分。俺がそれに直面する度に理不尽を受け止めるのは、白い背中。何かを守る為に傷付く事を厭わないそこには、大小幾つもの傷がある。俺のとは、違う。それが酷く美しく見え、無性に腹立たしく思った。不遜な振りで、わざと煽る様にして、上手く甘えを吐き出させるこいつの手管にさえ苛立ち、疲れきって寝息に上下する肩甲骨に齧り付いた。
　思い切り歯を立てると、痛みにか微かな呻きが漏れる。舌に鉄の味を感じて口を外せば、くっきりとついた歯形、犬歯の部分から僅かな出血がある。みるみる玉になる血液を舐めとれば、色を帯びた吐息と共に肩甲骨が震えた。
「…ん、痛ェよ…」
　情交の痕が色濃く残る上に、唾液でてらりと光る白い肌に浮かぶ赤、更に甘く掠れた声。再びの激情を催させるには充分。
　泥濘んだままのそこを貫き掻き回す。
「まだヤんのかよ…。てめェは、ほんと…」
　煩い口を塞いでしまえば、発言を許さない理不尽を受け止めて、舌に蕩かされた振りで言葉を呑み込む。全く良く出来た——。

　俺の激情を受け止めるのは、お前だけだ。受け止められるのも受け止めさせたいのも、お前だけだ。
　だから理不尽に耐えろ、とはとても言えないけれど。

　お前だけなんだ。

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20150302,0303,0305

＊多分、イーブン。

> koma 様
・誘い水の様なコメント、ありがとうございました。サン誕仕上がってないのに書き出しちゃったじゃないですか！（否、遅刻がkomaさんの所為だなんて言ってませんってば！）
・何故私が肩甲骨に並々ならぬ関心を寄せている事を知っているのだ…
・サンジの背中もゾロの激情の受皿たり得ますが、尻中もね。優秀な受皿だよね。深い。幾ら注ぎ込んでも大丈夫。安心して注ぎたまえ。但し優しく。（何を言っておるのか）
・もう一年経つんですねえ。夢の様な一日でした。空気感の様なものはまだまざまざと心に残っています。よくぞ誘ってくださった！幾ら感謝してもし足りないです！
・年度末は忙しいですよね。どうぞご自愛なさって乗り切って。隙あらばどうか創作を！（弁護士の三年越しの片思いkwsk！）