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『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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 繋げて直ぐ、ゾロはサンジの耳元に口を寄せた。熱い呼気と共に、サンジの耳にゾロの掠れた微かな声が届く。
「俺を、覚えろよ」

 隈無く愛撫された体と共に蕩けた脳で、サンジはその意味を捕えようとしたが適わなかった。
「形、大きさ、硬さ。手順、触り方、熱。」
 銜え込ませたその淵を、ゾロはゆっくり指先でなぞる。
 それでやっと理解の追い付いたサンジは、少し笑った。
「そんな、もん、覚えさせちまって、良いの、かよ」

 ゾロは、眉間に軽く皺を寄せて快楽に引き摺り込まれるのを耐えている。
 サンジは痛みと、手が届きそうで届かない絶妙な位置に置かれたままの快楽と、それを与えられる予感に震え、しかしそれを気取られるのは癪で、ゾロを睨め付けた。
「そん、な、もん、覚え、ちまった、ら、も、う、離して、やれね、かも、知んねェ、ぜ…?」

 サンジの腸壁が、ゾロの怒張に馴染んでいく。ゾロの怒張が脈打てば、サンジの腸壁はそれと同じに動く。二つの体温が同じになって初めて、ゾロは抜き差しを始めた。

「てめえが離そうが離すまいが、俺は離さねえ」
 サンジの肛門がきゅうと締まり、ゾロは小さく呻いた。サンジが潤んだ瞳を眇めて薄く笑うのを見て、ゾロの動きは激しさを増す。

「あ、あっあ、あ、あ、」
 サンジは最早意味のある言葉など話せない。思いつきもしない。ただ声が出てしまうだけ。
「俺を、覚えろ。俺だけを、俺だけで、全部に、一杯に、しろ。俺、を」
 ゾロも譫言の様に繰り返すだけだ。
 執念めいている。

 意味をなさない母音と卑猥な水音、荒い呼吸音と皮膚と肉の触れる音だけがその場を支配した。


20140502,0527,0528,0603,0604
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