『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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ちょっとした出来心で、通りすがりに唇を触れ合わせた。
ほんの僅か、コンマ零秒。ふに、と柔らかい感触が伝わるなり離れた。
ゾロはぎょと目を剥いて見せたくせに、離れる俺の頭をがっしりと掴み、引き寄せた。早業だった。俺の通りすがりのキスなんかよりもっと、早く、強く。熱烈な。
重なった唇を押し付けて歪んだ所に、いきなり舌を捩じ込んで、あ、と思って開いた歯の隙間にも捩じ込んで、限界まで捩じ込んで、俺の口の中、かなりの奥までゾロの舌は届いた。届く所全て、舌全体で触れていく。
かなりの快感を俺に覚えさせてから、ゾロの唇は唾液を引きながら離れた。
「…嫌がらせにしては、念入りじゃねぇか」
やっと出した声は息が弾んでしまっている。
「お前のは、嫌がらせじゃねぇのか」
まあ、そのつもりだったけど。
「俺のは、違うぜ?」
「あ?」
「わりと、本気、だ」
言うなり、コンマ零秒、柔らかな唇の感触を残して、ゾロは去った。
本気?
唇に垂れた唾液が顎を伝って、それを冷たいと感じた。顔全体が、発火したように発熱していた。
20140105
*サンジの体感秒数ね(コンマ零秒=0.1秒にも満たない)
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