『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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どうしようもない時というのは、ある。しかもそれは突然やって来る。性欲なんてものに支配されるのは誠に遺憾だが、生きとし生けるもの、それは致し方ないのかも知れない。遺伝子残してぇのが生き物ってモンだ。
現在メリーの剣豪は、絶賛ヤりたい最中だった。
遺伝子残すなら、相手は女じゃなきゃ駄目だろうよ?
しかしメリーに、大人しくゾロにヤられてくれる女は居ない。ましてや出産など以ての外だ。無理矢理事を運ぶのもゾロになら可能かも知れないが、いくらゾロでもそれが如何にマズい事かくらいは分かる。そしていくら無理矢理致したって出産まで強いるのは無理だ。十月十日自分の腹が膨れていくのを大人しく待ってくれる女など居ない、それが無理矢理であったのなら尚更。そもそもゾロにしたって、父親になる事を望んだりはしていないのだ。
ヤりたいだけだから。
遺伝子云々はこじつけだ、言うまでもなく。
であるからして、ヤる相手は生殖機能のある女である必要は無い。寧ろそうじゃない方が良い、だって父親になりたいのではないから。
本当の事を言う。
コックをどうにかしたい。
目の前で揺れるこの小せぇ尻を割り開いて捩じ込んで気持ち良くなりたい。
や、それだけじゃねぇぞ?
善がらせたい、啼かせたい、エロい顔が見たい。すっげーヨさそう。
や、だから。俺の事ばっかじゃねぇって。
ヨくしてやりたい。
コックだって男だから、溜まる筈だ。出したい筈だ。
だからいいだろ。
いくらゾロでもそれが如何におかしな思考であるかは、冷静であれば分かった筈だ。しかしその時のゾロは冷静でなかった。どうしようもない性欲に支配されていた。冷静さの欠片も無く、自身の思考のおかしさに気付けず、強靭な肉体で有り余る性欲をぶつけた。性欲の指示するまま、欲するところの、サンジに。
サンジの肉体も強靭であった。精神もそれに見合って強靭。
反目し合う剣士に伸し掛られた所で、恐怖に震えたり泣いたりする事は無く、無体な相手を睨みつけた。
「気でも狂ったかアホ剣豪」
「ヤりてぇんだよ、ヤらせろ」
「相手に俺を選ぶたぁ良い趣味してんじゃねぇか。褒めてやんぜ?」
「光栄だな。自分じゃ随分悪趣味だと思うが?」
ゾロは逃げられない様に押さえ込んだ体をポイントを外さぬ様に注意しながら鼻先で弄っていった。
予想出来た煙草の匂いと、予想以上の男臭さに、腰がずくずくと疼いた。
早く、早く、と欲求が体を急かす。サンジの股間に手を伸ばすと、初めてサンジは怯んだ。柔く握れば「う」と呻く。そこに艶を見つけて、ゾロは勝利を確信した。
突然の重さと固さと、熱に、サンジは動揺していた。
しかしそれを見せないだけの精神力は持ち合わせていた。こいつ相手に動揺を見せるなんてまっぴらだ。
まさか自分が欲の対象になるとは思いもせなんだが。今までそんな素振り見せなかったじゃねぇか、真っ当な性嗜好の持ち主だとばかり思ってたぜ、或いはそういう欲はすっぽり抜け落ちてるか。
野望だけ抱いてんのかと。
全く、悪趣味な男だ。
よりによって俺、かよ。レディに手を出さないだけの分別は褒めてやるが、それにしたって。
求められるのは、悪い気はしない。求めるのがこういう——野望の為だけに生きている様な男であるのなら、尚更。
強引なやり方だとか俺が下だとか腑に落ちない点もあるにはあるが、そこら辺には目を瞑ってやろう、と思う程度には。
男の匂いを嗅いで官能を高めていく様は、滑稽だ。未来の大剣豪が聞いて呆れる。俺はこいつにヤられちまうのか。情けねぇな。
不意に股間を握られ、おかしな声をあげてしまった。それに気付いたゾロの顔はどうしようもなく雄だった。
俺は、雌にはなれねぇけど。お前が雄同士で構わねぇなら、まあ、俺も。てめえの雄に興奮するに吝かじゃねぇよ。
どうしようもない時というのは、あるのだ。
雄同士貪り合うなら、お似合いじゃねぇの?
20131019,1105,1113
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