『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
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「触るの、好きか?」
正にコックの体を触りまくっている最中だったから、唐突なその科白が「俺の体を」から始まるべきなんだろう事は、分かった。
触る事自体が好きかと問われれば、首肯くのは違う気がする。掌で得られる快感は、然程大きいものでは無い。
「触るのが好きなんじゃなくて、触ればお前が反応するだろ」
それが、好きだ、と。
言えば、じゃあ、と返される。
「俺の反応がいまいちだったら、触らねぇ?」
何だよ。
「触られんの、嫌か」
不機嫌になったのは、自分の声が尖って聞こえた事で自覚した。
「ちげーよ。楽しいのかな、と思ってさ」
「楽しくねぇのか」
まだ声は尖ったままだ。
「だからちげぇって。こんな…体、おっぱい無くてちんこ付いてて、骨も肉も固いのに、さ」
まだそんな事言ってやがるのか。
言ってやるのは業腹だ。けれど、理解されないのも業腹だ。
「好きだから、触るんだ」
「…触るのが?」
全く…疑り深い馬鹿は始末に負えないと言ったのは誰だったか。溜息を一つ吐いて言う。
「お前が。楽しいのが。」
「俺が楽しくねぇって言ったら、触らねぇか?」
コックの乳首も陰茎も、疾っくに勃起している。もっと、と強請る様に腰が動く。こんなに顕著に『気持ち良い、楽しい』って反応示しておいて、そりゃねぇだろ。
コックの唇を舐めて言った。
「お前のココは、正直じゃねぇから、信じねぇよ」
コックの視点は既に焦点を結んでいない。
「俺の、体が、好きか?」
「ああ、お前だからな」
「あ?」
「お前の、だから、お前の体、が好きだ」
「うん?」
「お前が、好きだ、って事だ」
「へ?」
「そんくらい、分かれ」
掌に気合いを込める。
コックは分かったとも分からないとも答えず、その体で快楽の享受を示す。
全く面倒な男に惚れたもんだ。その面倒なところも含めて愛おしいのだから、始末に負えない。
20130614,0621,0902
*ちなみに「疑り深い馬鹿は始末に負えない」と言ったのは菊正宗清四郎という高校生です(ご存知の方はいらっしゃるかしらん)。
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