忍者ブログ
『ONE PIECE』の腐妄想(主に戦闘員×料理人)や感想など*大人の女性向け腐要素満載
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

11月10日付『その先 4』続編(初回:11月7日付)

*若干生々しい感じ(の、エロ)になっております(ほんの若干、だと思うんですけど)。注意書き忘れておりました。お嫌いなのにうっかり目にされてしまった方、いらっしゃいましたら申し訳ありません。(11月13日記)

拍手




 *****
      



 完全に雪崩れ込んだ。
 シャツが邪魔だ。捲れ上がったシャツ同士が、互いの体を遠ざけている。
 もっと、近くへ。

 ゾロの肌を這い回っていた掌を、未練はそのままに引き剥がす。ボタンを探って、外す。もどかしい。五つ全て外して前をはだけると、ゾロのシャツを勢いよく引き上げた。
 俺の肌を這っていた唇が離れて、シャツに隠れる。急いで引っぱって、放り投げる。直ぐに現れたゾロの唇は、また直ぐに俺の肌に着地した。
 もうすっかり興奮している。お互い様だ。昂り同士が擦れ合う。
 妙な感触に、一瞬眉を寄せる。
 でも。
 もう駄目だ。
 引き返せない。
 ぐい、と押し付けるようにすれば、押し付け返される。
 お前も、もう、駄目だな?
 引き返す気なんか、無いな?
 頭をゾロの肩に凭れさせたまま、ベルトを外す。微かな金属音が、耳につく。俺の体から外されたゾロの手も、同じ辺りをもぞもぞと動いている。
 一足先にボトムを落とした。下着は既に濡れていて、最早邪魔な布でしか無い。早く取り去ってしまいたい。
 そして、その先へ——そして、その先は?
 裸の男が二人抱き合って、それで?

 俺は間違っていないだろうか。
 ゾロを、見る。
 目が合うとゾロは、唇を俺の瞼に落とした。
 目を瞑る。柔らかな温かみを、瞼を通して眼球で感じる。それは信じられる温もりだ。

 たとえそれが間違いだったとしても、構わない。
 ゾロが俺の下着に手を伸ばし、引き摺り下ろした。



20121109-
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
[121] [120] [119] [118] [116] [115] [114] [113] [112] [111] [110]
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
アーカイブ
ブログ内検索
最新記事
最新コメント
[04/16 koma@ツツジの花]
[02/23 タカス]
[04/18 koma]
[12/22 koma]
[12/12 ゆう]
プロフィール
HN:
utae
性別:
女性
手書きブログ
忍者カウンター
忍者アナライズ
バーコード
P R
忍者ブログ / [PR]
/ テンプレート提供 Z.Zone